昔から穂高神社の造りで疑問に思っていることがあります。
写真を見ていただきたいのですが
拝殿(本殿)と神楽殿はまっすぐ中心が直線に配置されています。
しかし、この中心線を参道に向けると拝殿手前の鳥居は少しずれた位置関係にあります。
位置はもちろん角度もやや右向き
そして、参道入口の鳥居もかなり角度がついてズレています。
衛星写真で上からみると見るとこんなかんじに2段階で角度がついてズレています。
神社は太陽が登る東向きに建てられているのですが、穂高神社はなぜまっすぐ直線に配置されていないのか?
多くの神社で鳥居から本殿までは綺麗な直線になっているのですが
昔からこれが疑問でした。
予想その1
地震や地殻変動が理由説
過去の地震などで微妙に鳥居が動いてしまったのをそのままにしてある説が考えられるのですが
その手前の橋も角度がズレているので鳥居だけズレた説はちょっと無理がありそうです。
そもそも参道がまっすぐじゃないのの説明はこれだと難しいですかね。
予想その2
増改築を繰り返した結果説
江戸時代の文献に出てくる穂高神社は参道入口に3本杉などが描かれていて、今とはかなり違っていた様子です。
本殿以外の場所を少しずつ拡張したりした結果東向きにまっすぐにするという基本がグダグダになってしまった・・という説です。
予想その3
最初から深く考えていなかった説
東向きにまっすぐ造る事が美しいという今の常識が建造当初は穂高神社にはなく
あまり深く考えずに切り開いた杜の形状をそのまま使った説が考えられます。
いずれにしても、想像の域を出ませんが、なんでこんな造りになっているのか?
いつも疑問に思います。
なにかご存知の方はコメントください。